19型SEIKO ヨツバネ

2020.11.16 ヨツバネ調整し分解掃除後精度抜群!!稼働中

自身2個目となる19型SEIKOです。ヤフオクで完全ジャンクという事で購入。巻き上げてみると竜頭が滑ります。これはツヅミ車の歯車の欠けだと直感しましたが、ばらしていると竜頭が抜けない!!これはヨツバネ式だとすぐに分かりました。ツヅミ車は写真の通り大丈夫、キチ車も小鉄、大鉄も歯が欠けてません。そうなるとヨツバネの破損か?とヨツバネ外しでばらすと全く正常。分解掃除を終えてヨツバネの高さを調整すると、しっかりとゼンマイを巻くことが出来ました。このモデルはどうも、戦後すぐの1945年くらいのモデルのようで7石、物資も少ない中、品質もそれほど高くない時計がたくさん出回ったそうです。この19セイコーは75年経った今でも動いていて本当に凄いです。2020.11.16


19型SEIKO(鉄道時計)と 新EMPIRE と WALTHAM1894

昭和4年から昭和46年頃まで作られて使用されていた19型SEIKOはその当時作られていた新型EMPIREの意匠を

そのまま使っているように見える。私の所有する両15石の時計はきっとWALTHAMのコロニアル1894を模範とした、

懐中時計であろう事は容易に想像がつきます。そういった意味では新EMPIRE15石はWALTHAM1894と19型SEIKOとの

懸け橋と言っても過言ではなかろうという事なのです。


16型ZELMA 7石

順調に稼働中

16型ZELMAは戦後の昭和22年発売モデルで戦前のMINISTERの余った部品を使って新製品のZELMAを作ったらしいです。

しかしMINISTERは15石もありましたがZELMAは7石と10石しかありません。スペシャルゼルマが10石らしいです。

とは言いながら不動の15石MINISTER所有しているので部品を混ぜながら10石のゼルマを作ろうとしましたが、

地板と各受けの厚みが微妙に違います。この厚みの違いは香箱の厚みの違いにも反映されており、それぞれの部品は

共有できません。地板の写真は左がZELMAです。しかし7石であっても巻き上げヒゲです。針はリーフ針です。

おそらくテンプ受けの厚みも違うので天真長さが違い、お互いにテンプは共通ではありません!!トホホ 20.06.12