2022.02.25 順調に稼働中

UMPIREはEMPIREの銘柄違いの懐中時計で、中身は旧EMPIRE7石と何ら変わりがない。今回は銀無垢専売側とおそらく銀無垢のチェーンが付いていると確信して落札、送られてくると案の定銀無垢チェーンであった。チェーンのナス冠部に「更」と書いているのがその証拠である。この個体、ケースもあまり使われていなくて本当にきれいだった。EMPIREの銘柄違いは下のSATURNの欄を見てもらえばわかるがまだまだ結構ある。しかしながら人気がないのかこの懐中時計もチェーン付きで5000円ほどだったのだ。

よしとしよう。2022.02.25

 


2021.06.09 順調に稼働中

この懐中時計は明治期の精工舎の最初のEMPIREであるが、その中でも文字盤の銘柄が惑星シリーズの中のSATURN(土星)である。

その他にも写真参照していただきたい。ヴィーナス、マーズ、マーキュリー、ジュピター、ルーテシア、等がある。

この懐中時計はかなり使われてきたはずだ。文字盤の割れよりも中の機械の傷が数度のOHを受けてきたことを示す。

それでも100年を経て今でも動くこの丈夫さは驚くべきところである。角穴車の歯欠け、機械止ネジ2つも欠落の問題があったが

予備部品があったので快調に交換出来た。姿勢差もなく1分程度の日差で動いていることも付け加えよう。

銀無垢の専売側は参加していて黒いが、今回ばかりはムーブメントも磨いてないのでケースも磨かずに100年の歴史を感じることとする。2021.06.09


2020.09.26 時計士の整備によるが縦位置でやや不安定

ヤフオクに出ていた旧EMPIREが初めて見る11石の旧EMPIRE だった。精工舎懐中時計の本に載っているものと同じで「受け石入り」とあるものに間違いない。しかしよく見ると2番と3番はホゾ穴がある。4番とガンギには受け石のみの役割。

これでもきっとオリジナルなのだろうと思う。大事にします。 


2020.09.06 平置きは良いが立てるとやや遅れるが稼働

そもそもこの個体はどうしても銀側ハンターケースが欲しかったので購入。ヤフオクでは中身の機械の写真は無かったがおそらく

初代のEMPIREかパブリックと予想。予想通り初代EMPIREのダブルローラーであった。巻き切った状態で止まっており、テンプの

天真は異常なし、この場合ずっと放っておいて油がなくなり埃でホゾが汚れた時計を孫あたりが見つけて竜頭を巻くもテンプが振れないので巻ききってしまうというもの。ゼンマイを解除して香箱が戻ればたいていは分解掃除で直ります。

それにしても、純正の銀無垢ハンターケースの状態が良く思った通りのものでした。これが4000円は安いのか高いのか。

令和になり金は高騰しているが、銀は既に貴金属の仲間にも入ってないのだろうか・・・。2020.09.06


2020.06.24 調子は絶好調ではないが普段使いではOK

異常に進むという事で2200円で購入、何より旧EMPIREの銀無垢ケースの中では抜群のきれいさだったので、ケースだけ使おうと

ヤフオクで落札。すると中の機械もめちゃくちゃきれいでここまできれいな100年前の時計は初めてでした。元々進む時計というのはテンプの振りが弱いので早く振り角が小さく時計が進むのである。分解掃除でガンギまでは正常にパワーが来ていることを

確認しましたが、やはりシングルローラーの振り座が安定してないのか、姿勢差が大きいです。平ヒゲの宿命か!!

それでも、このケースだけでも値打ちがあるのではないでしょうか!


2020.04.22ジャンク購入 分解掃除と部品交換で稼働中

これは振り座がシングルローラーなので初期型だと思います。こちらは900銀16形七子方硝子中蓋付というようです。


2018.11.18稼働品購入 その後不動になり、自力で部品交換、ようやく稼働品

EMPIREの初期型です。明治のものではないと思います。当初稼働品を購入し半年で振りが悪くなりしばらくはそのままでしたが

ジャンク品からテンプを移設しようやく動くようになりました。こちらは、専売形ケースと呼ばれる銀側の三つ折れタイプに入ったエンパイヤです。